木村文乃、刑事役に初挑戦!麻見和史の本格警察小説ドラマ化で
女優の木村文乃が、8月16日スタートのWOWOW連続ドラマ「石の繭」で、刑事役に初挑戦することが明らかになった。麻見和史の本格警察小説をドラマ化する本作への主演に木村は、「原作も人気がある作品なので、主演をやらせていただけることが光栄です」と喜びながらも、「原作にしっかりキャラクターがある役ですが、そのイメージを活かしつつドラマから見ていただいた方にも純粋に楽しんでいただけるようにドラマとしてのオリジナリティも入れていけたらと思っています」と意気込んだ。
麻見の「警視庁殺人分析班」シリーズ第1作を初めて映像化する本作は、父の後を継いで刑事になった如月塔子が、謎に包まれた殺人事件の犯人に迫っていく姿を描くクライムサスペンスドラマ。ある日、廃ビルの床にセメントで塗り込まれた死体が発見され、塔子は捜査本部に電話をしてきたトレミーと名乗る犯人との交渉を担当することになる。警察を挑発するトレミーは、次の犯行予告をする。そして、その被害者は頭部をまたもセメントで塗り固められていた……。
主人公・如月塔子を演じるのは、映画『イニシエーション・ラブ』への出演や、TBS系ドラマ「マザー・ゲーム ~彼女たちの階級~」で連続ドラマ初主演を務めるなど、現在人気急上昇中の木村。刑事ドラマの演出経験豊富な内片輝監督がメガホンを取り、『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞に輝いた渡辺謙作が脚本を手掛ける。
木村は自身の役について、「私の演じる如月塔子の印象は『すごくもったいない人』です。自分に才能があるのにそれに気が付かずに損をしてしまっている感じがあります。でも、その損をたくさんするからこそ“自分のこれだけは”ということに、後々自信を持っていけるのかなと思っています」と述べ、「そのメリハリをつけて演じていきたいと思います」とすでに役のイメージを膨らませている様子。
さらに、「大人の視聴者の方々にも楽しんでいただける本格的なエンタテイメント作品になりそうな予感がします」と本作への自信をのぞかせ、「猟奇殺人に立ち向かう刑事役を、新鮮な気持ちを活かして、皆さんをドラマの中の世界へ誘えるようにがんばりたいと思っています」と気を引き締めた。(編集部・吉田唯)
WOWOWの日曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 石の繭」は8月16日より放送(夜10時~、全5話、第1話無料放送)