市原隼人、主演映画の北米公開に歓喜!三池組に感謝!
20日、三池崇史監督最新作『極道大戦争』の初日舞台あいさつが、TOHOシネマズ新宿で行われ、主演を務めた市原隼人、成海璃子、リリー・フランキー、高島礼子、青柳翔(劇団EXILE)、でんでん、坂口茉琴、KAERUくん(三元雅芸)が登壇した。この日、本作がアメリカ・カナダの北米および、フランス・ドイツ・イタリアなどのヨーロッパ諸国、オーストラリア・タイ・インドネシアなどのアジア・オセアニア地域ほか、世界21か国での公開が決定(時期未定)したことが発表されると、市原は「怪物的な破壊力がある作品。現場の全ての部署の人たちがハイクオリティーでした」と三池組スタッフへの感謝を口にしていた。
第68回カンヌ国際映画祭・監督週間への正式招待に続き、本作が世界に羽ばたいていくことが発表されると、市原は「脚本を読んだとき、本当にクレイジーな作品で『本当にやるのかな?』って思っていましたが、オリジナル脚本が難しい今の日本映画界ではすごいこと」と感無量な表情。さらに「ボーダーラインを壊すようなすごい作品。ハードでしたが、毎回の撮影が新鮮で、次の日が楽しみになるような現場でした」とプロ意識の高い現場に脱帽していた。
リリーも「規制が多い今の世の中で、この作品はR+28ぐらいじゃないかというぐらいすごい表現。公開されないんじゃないかって思っていました」と独特の表現で初日を迎えた喜びを語ると、劇中でぶっ飛んだ演技を披露している高島も「主人(高知東生)と一緒に観て、大討論会をしました」と問題作であることを強調。登壇者口々から「まさか本当に公開されるとは……」という発言が飛び出すなど、アメイジングな初日となった。
本作は、鬼才・三池崇史監督が、主演に市原隼人を迎えて描いた完全オリジナルの極道エンターテインメント作品。ヤクザヴァンパイアにかみつかれた人間が次々にヤクザ化していく騒動を、迫力のアクションとともに描く。(磯部正和)
映画『極道大戦争』は全国公開中