三池崇史監督『極道大戦争』で女子高生のハートをがっちりとつかみご満悦
俳優の市原隼人と三池崇史監督が23日、TOHOシネマズ新宿で行われた映画『極道大戦争』のMX4D版完成披露試写会に出席。この日は女子高生30人が参加し、一緒に上映を楽しんだ。
同作は親分からヤクザヴァンパイアとしての運命を受け継いだ主人公が、殺し屋たちと血みどろの争いを繰り広げるバイオレンスアクション。上映は既存の「4DX」よりも細かいモーションや特殊効果を体験できる最新の「MX4D」形式で行われた。
女子高生を迎えた上映会は三池監督の希望で行われたそうだが、過去に『悪の教典』の「AKB48特別上映会」で大島優子が涙を浮かべて退場した騒動もあってか、上映前の三池監督は「昔AKBに観てもらったら大騒ぎになっちゃって申し訳ないなと。今回は楽しんでほしい」と期待半分不安半分の様子。それでも、上映が始まると歓声が上がるなど大盛り上がりで、鑑賞後には「ヤバいです。アクションもヤバい」「こういう映画を観るのは初めてで、すごく衝撃的でした」「初めてのMX4Dで、映画をより体に感じました」と喜びの声が相次いだ。
これを受けて、三池監督は「上映中に声が上がっていたけど、登場人物のことを心配してくれているんだよね。入り込んでくれて」とうれしそうに話し、「こういう種類の映画って観たことないでしょ。観たことないからこそ楽しんでもらえたかなと思うんですけど」と手応えを感じたようだった。
市原もMX4Dについて、「こんなに(特殊効果の)水が出るとは思っていなかったし、揺れるとも思わなかった」と観客目線で映画を楽しみ、「こんなに初心に帰って楽しく映画を観ることができる日が来るとは思っていませんでした」と晴れやかな表情を浮かべていた。(中村好伸)
映画『極道大戦争』は公開中