「ザ・シンプソンズ」夫婦、離婚騒動を自ら否定!
アメリカのテレビアニメ「ザ・シンプソンズ」のキャラクター、父ホーマー・シンプソンとその妻のマージが別居すると報道されていたが、その別居は一時的なものであり、離婚には至らないと New York Post が報じた。公式YouTubeチャンネルには、ホーマーとマージ自らが今回の騒動を振り返り、離婚を否定するアニメ動画も公開されている。
今月初旬、同アニメのプロデューサーであるアル・ジーンは「実はホーマーは長年ナルコレプシー(居眠り病)を患っていることが明らかになり、これが結婚生活に大きな負担をかけていました。ホーマーとマージは法的に別居をし、ホーマーはテレビドラマ『GIRLS/ガールズ』のレナ・ダナムが声優を務める薬剤師と恋に落ちます。同ドラマのほかのキャストもカメオ出演しますよ」とVarietyにコメント。
別居状態がどれくらい続くのか明らかにされていなかったこともあり、二人の別居騒動はいつの間にか、二人が離婚するのではないかと衝撃を受けたファンを中心に、インターネット上で話題になっていた。その事態を収束すべく、同アニメの公式ツイッターは、息子のバートが「ホーマーとマージは別れない」と黒板にただひたすら書きつけているイラストと共に「リツイートして、うわさを止めてくれ!」とツイートしたものの、皮肉な作風で知られる本作のこのツイートはさらなるファンの混乱を招いていた。
そしてアニメ公式YouTubeチャンネルで、「永遠に一緒」という垂れ幕の下でホーマーとマージが一連の離婚騒動を否定するアニメ動画が公開された。マージは今回の騒動の発端を説明。それを聞いたホーマーはとぼけながらメディアを批判し、マージの手を取り「マージと僕は石のようにかたく結ばれているんだ」と語り、夫婦の絆の強さをアピールした。
New York Post によると、同プロデューサーは「“離婚”だなんて一言も言っていない。それは終わりを意味するものだろう。人々があまりにも別居を離婚するかのように解釈するものだから、僕はとても驚いたよ」とあらためて二人の離婚を否定。別居はエピソード1から2で終わり、「エピソード3までには全てがまた元通りになるよ」と念を押した。(編集部・石神恵美子)