劇場版「進撃の巨人」後編が初日!声優陣も調査兵団姿で登場
人気声優の梶裕貴、石川由依、井上麻里奈が27日、新宿バルト9で行われた『劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~』の初日舞台あいさつに荒木哲郎監督と共に来場し、劇中の調査兵団姿を披露した。
諫山創の人気コミック原作で、日本のみならず海外でも大ヒットを記録したテレビアニメ「進撃の巨人」。本作はテレビシリーズ後半の14話から25話までを新たに再編集した劇場版後編となり、待望の公開に会場は超満員の観客の熱気でムンムン。そこに登壇者4人が、劇中の調査兵団の衣装を身にまとって登場すると、客席からは大きな歓声が上がった。
その熱気に押されたのか、荒木監督もいつになく若干無理をしたような(?)ハイテンションで、「こんにちは!」とあいさつ。キャスト陣から「今までで一番、ハイテンションじゃないですか!」「今日はマスコミが来ているからですか!?」などとちゃかされる一幕もあり、和やかな雰囲気で舞台あいさつは進められた。
総集編ではありながらも、新規カットなどが盛り込まれた本作。テレビシリーズからずっと「進撃の巨人」に関わってきた荒木監督は、「今回の劇場版に関しては、2時間に磨き直す機会を与えてもらい、『進撃』の本質を明らかにすることができたと思う」と自負。一方、エレン役の梶も「テレビシリーズのときは自分の役を通して観ていたんですが、今回はだいぶ客観的に観られるようになった。『進撃』ってやっぱり面白いなと思いました」としみじみ語った。
さらにミカサ役の石川が「テレビアニメを放送してから2年以上たちましたが、原作が大人気だったので、その声を演じきれるのかプレッシャーでした。でも今は、誰にもミカサを譲らないぞ、という気持ちになっています」と誇らしげな顔を見せると、「われわれとしても譲らせません!」(井上)、「そうなったら駆逐しますよ!」(梶)と力強いコメントを送る登壇者たちだった。
2016年には、テレビアニメシリーズ第2期の放送も予定されている「進撃の巨人」。石川が「第2期が待っていますので、一生懸命声を吹き込みたいと思います」と切り出せば、アルミン役の井上も「まだまだいろいろな方向に進撃していきますので、よろしくお願いします!」と決意を語った。そして最後は、「心臓をささげよ!」という梶の合図と共に、会場全員でおなじみのポーズを取り、大盛り上がりのうちにイベントの幕を下ろした。(取材・文:壬生智裕)
『劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~』は全国公開中