シュワちゃんVSシュワちゃん!『ターミネーター』で新旧T-800がガチンコ対決!
映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』の本編映像が公開され、12年ぶりにシリーズ復帰を果たしたアーノルド・シュワルツェネッガーが、第1作当時の自身を再現した旧T-800に向けてショットガンを撃ちまくる、新旧T-800ターミネーターの対決シーンが披露された。
『ターミネーター』シリーズ第5弾となる本作は、人類の指導者となる人物の母親を抹消すべく未来から送り込まれた殺人アンドロイド・ターミネーターと、同型の古いターミネーターの直接対決を描くSFアクション。
公開された映像では、未来から現れたT-800が人間と初めて対峙(たいじ)して、「お前らの服をよこせ」と言い放つ第1作の名シーンを、カット割りもそのままに再現。そこへ登場した新T-800は、「待ちくたびれたぜ」とカッコいいセリフをキメると、自身に迫り来る旧T-800に向かってショットガンを連射する。
同シーンは初日にグリフィス天文台で撮影されたもので、旧T-800は、シュワルツェネッガーのように鍛え上げた肉体を持つボディービルダーのブレット・アザーが演じ、当時の顔はCGで再現された。完全に役に入り込んだシュワルツェネッガーはショットガンを4回ぶっ放してもまばたき一つせず、周囲のスタッフを感動させたという。また、本作のために身体測定までして若きシュワルツェネッガーを完全に再現したシリコン製のレプリカも制作され、生身の人間には演じられない危険なシーンなどで使用された。
役づくりのためにシリーズを観直したシュワルツェネッガーは、「ある意味同じキャラクターを演じるので、以前の作品と同じターミネーターにならなければというプレッシャーを感じた。最初の3作品の自分の演技を観なおしたよ。そのおかげで、素早くキャラクターに入り込み、演じ続けることができたんだと思う」と久々のカムバックを振り返る。
さらに、かつての自身との対面について「あれから何が起きてこうなっちゃったんだってどうしたって自問したくなるよ(笑)。すごいことだよ」と驚きをあらわにし、「まず、彼らの視覚効果が素晴らしい成果をあげている。それに昔の自分を見るなんて夢みたいだ。彼らは、昔のわたしの動き方や戦い方、歩き方をそっくりまねた。今の技術では、昔のわたしの動きとまったく同じものを作れるんだ」と技術の進歩を感慨深げに語った。(編集部・吉田唯)
映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は7月10日より全国公開