ロバート・ダウニー・Jr版「ピノキオ」、ポール・トーマス・アンダーソンが脚本
俳優ロバート・ダウニー・Jrが米ワーナー・ブラザースと共に進めている童話「ピノキオ」の実写映画化作品で、『ブギーナイツ』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』などでおなじみのポール・トーマス・アンダーソン監督が脚本を執筆すると The Hollywood Reporter が報じた。アンダーソン監督がメガホンを取る可能性もあるという。
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同サイトによると、ロバートとアンダーソン監督は仲の良い友人であり、長らく一緒に働く機会を探していたそうだ。アンダーソン監督の『インヒアレント・ヴァイス』では、ホアキン・フェニックスが演じた主人公をロバートが務める予定であったものの、大人気作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』への出演があったため断念したという。
本作はイタリア人作家カルロ・コロディの童話「ピノッキオの冒険」を原作に、『キック・アス』のジェーン・ゴールドマンなどが草稿を執筆してきたようで、最終的に『ギヴァー 記憶を注ぐ者』の脚本家マイケル・ミトニックが仕上げた草稿を、ダウニーが過去6か月にわたり自ら手直しをしていたそうだ。そしてダウニーは、生命が宿ることになるあやつり人形のピノキオを生み出す、時計職人のゼペットを演じる予定だという。
本企画は数年前から進行していたものの、ディズニーによる『シンデレラ』など童話を実写化した映画が成功したことを受けて、ついに本作の製作陣も本腰を入れて取り組もうと動き出したらしい。一方のディズニーも、エマ・ワトソンが主演を務める『美女と野獣』を筆頭に、『くまのプーさん』や『ダンボ』、そして本作と同原作の『ピノキオ』の実写化映画作品も企画していることが明らかになっている。(編集部・石神恵美子)