T・ヒドルストン主演『キング・コング』新作、大物俳優2人がそろって降板!
キング・コングを描く新作『コング:スカル・アイランド(原題) / Kong: Skull Island』から第87回アカデミー賞をにぎわせた2人の俳優、マイケル・キートンとJ・K・シモンズがそろって降板するとDeadlineが報じた。2人のスケジュール調整がつかなかったことが、今回の主な降板理由と考えられている。
かつてバットマン役で一世を風靡(ふうび)したマイケルは、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で実人生とダブるかのような、ヒーロー映画の元主演俳優役を務め、アカデミー賞主演男優賞にノミネート。惜しくも受賞を逃したが、同作が作品賞などを獲得したことで話題となり、見事に俳優として最前線に復帰。一方のシモンズも、『セッション』で名門音楽学校に入った青年にすさまじいスパルタ的指導を行う鬼教師を演じ、アカデミー賞助演男優賞に輝いた。
トム・ヒドルストンが主演を務める本作で、目玉ともいえる大物俳優2人の共演が実現しなかったことに落胆の声も多く、今秋にも本作の撮影が開始される予定であったが、代役を見つけるために年末まで撮影が先延ばしされることになると同サイトは伝えている。しかし、公開スケジュールに変更はないようで、2017年3月10日に全米公開予定だという。
監督を務めるのは『ザ・キングズ・オブ・サマー(原題) / The Kings of Summer』(日本未公開)の新鋭ジョーダン・ヴォート・ロバーツ、そして『フライト』のジョン・ゲイティンズと『GODZILLA ゴジラ』のマックス・ボレンスタインが脚本を担当するそうだ。(編集部・石神恵美子)