長瀬智也、15年ぶり共演の神木隆之介に「ムカついた」
TOKIOの長瀬智也が8日、都内で行われた映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』のクランクアップ報告記者会見に、神木隆之介、森川葵、清野菜名、宮藤官九郎監督と共に出席した。長瀬は、ドラマ「ムコ殿」以来15年ぶりに共演した神木の撮影時の印象について、「ムカついた」と暴露した。
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地獄を舞台にした本作は、若くしてこの世を去った少年(神木)がクラスメイトに告白したい一心で、赤鬼(長瀬)と一緒に地獄からの生還を目指して大奮闘する青春物語。
11年ぶり2作目のクドカン映画への参加、さらに7年ぶりの映画主演に興奮を隠せない長瀬は、会見冒頭の一言あいさつでは一言に抑えられず、「お芝居だけでなく音楽、コメディーなどいろんなの要素が含まれていて、この先もこんな作品は観られないんじゃないかな」「教科書がなく、楽しく思いっきりやったものが答え(作品)になった」など、約5分間にわたって本作への熱い思いを吐露。
劇中、地獄農業高校の軽音楽部顧問で、地獄専属ロックバンド・地獄図(ヘルズ)のボーカル&ギターを務める赤鬼・キラーKというとっぴな役を90分もかかる特殊メイクで演じきった長瀬。「ドラマの現場で、長瀬くんのいろんな顔芸というか表情を見て、長瀬くんが鬼でバンドやっていたらいいなと思った」という宮藤監督の予感は的中。神木から「愛情がすごい」と言われるほど、長瀬は本役にゾッコンで、「違う人がキラーKをしたら嫉妬しますよ」と声を張った。
一方、地獄に堕ちる高校生・大助を演じる神木は、「音楽のジャンルは今まで携わったことがなかったので、たくさん勉強でき、自分なりに成長できた」と満足げ。大助は「無自覚で地獄に堕ちる要素が満載」の人をイラつかせるキャラクターだそうで、長瀬も「俺もムカついたもん」と思わずポロリ。とはいえ、15年ぶりの共演は感慨深く、長瀬は「こんなにたくましくなっちゃって」としみじみ。現在36歳の長瀬は「15年周期なら次は51歳。そうしたらあと1、2回しかできないか」と笑いを誘いつつも、「またできたらいいね」と笑顔を見せた。
この日は新キャストとして、森川と清野のほか、尾野真千子、桐谷健太、古舘寛治、皆川猿時、古田新太らの出演も発表された。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』は2016年2月より全国公開