米人気歌手アリアナ・グランデ「アメリカ大嫌い」発言を謝罪
アメリカの人気歌手アリアナ・グランデが、「アメリカは大嫌い」と発言したことについて、自身のTwitterで謝罪した。
同発言は、アリアナがドーナツ店で、恋人とうわさされているバックダンサーのリッキー・アルヴァレスと過ごしていた際に発したもの。発言の一部始終を捉えている映像をTMZ.comが公開したことにより発覚した。動画ではアリアナが、トレーに陳列している商品のドーナツをなめたり、「アメリカは大嫌い。アメリカ人は大嫌い」と周りの客にも聞こえるような声量で話したりする様子が映し出されている。 Us Weekly にドーナツ店のオーナーが語ったところによると、彼女が商品に向かってつばを吐いた瞬間もあったそうで、「アリアナの態度はひどいもの」だったという。
同映像はさまざまなメディアによって拡散され、TMZ.comが7日にYouTubeにアップした映像は公開から2日で151万回以上も再生。動画には「彼女はどうしちゃったの?」「失望した」というコメントが寄せられている。
この反響を受け、アリアナはTwitterで「わたしはアメリカ人であることをとても誇りに思っていますし、常に自国を愛しています」と釈明。続けて「言葉を慎重に選ばずに話してしまったことを申し訳なく思っています」と謝罪した。また発言についても「プライベートで友人と一緒にドーナツを買いに行ったときに発言した内容が、発言の前後が切り取られた状態で、別の解釈として皆さんに伝わってしまいました」と「アメリカ嫌い」の言葉は自分の発した意図ではないと説明した。
彼女いわく、肥満大国であるアメリカの食教育について語っていたときに「嫌い」という言葉が出たよう。健康のためにも、特に子供たちに過食が体を害することを伝えていかなければならないとアリアナはTwitterで訴えている。しかし「嫌い」発言は自分でも「分別がない」と認識しているといい、「自分が公に出ている人間である責任を持ち、より良い行動が取れるように努力します」とコメント。また予定していたMLB(メジャーリーグ)でのショーをキャンセルしたことについても、「緊急で口の中を手術しなければならなくなり、術後の安静のためにキャンセルしました」と今回の騒動が原因ではないことを示した。(編集部・井本早紀)