浜田ブリトニー、同性愛テーマの作品で映画初出演
タレントで漫画家の浜田ブリトニーが11日、同性愛をテーマとし、8月にカナダで開幕する第39回モントリオール世界映画祭に正式招待される映画『新宿ミッドナイトベイビー』の完成披露会見に出席した。本作で謎の占い師を演じ、映画初出演を果たした浜田は「監督からなぜか軽い感じでオファーが来て、『OK!』って感じで受けてしまいました。正直、セリフ覚えられるかなと心配でしたが自分なりに精一杯頑張ってみました」と笑顔で感想を述べた。
浜田は「監督と皆さんのおかげでモントリオール映画祭の招待も決まっているということで、わたしも本当に感動しております」と語ると、「この作品は同性の方の恋愛を本当に素晴らしい映像で表現しています。わたしの周りにもたくさんそういう人がいまして、いろいろ悩みを相談されることも多いのですが、皆さんもこの作品を観ていろいろと世界を広げてほしい」とコメント。
会見には浜田のほか、久保田秀敏、矢吹春奈、西村一輝、ナミねぇら出演者と寺西一浩監督も登壇。イベント終盤には4月に女優の杉森茜と女性同士で挙式して話題になったタレントの一ノ瀬文香も駆け付け、「今日ここに呼んでいただいてうれしいです」とにっこり。「世界の20%の国では同性婚ができる法律があるのですが、日本はまだです。この作品が愛する人と性別関係なく婚姻できる世の中になるきっかけになってほしいなと思っています」と会場に切々と呼び掛けた。
寺西監督は「結婚おめでとう」と一ノ瀬を祝福。「同性愛がテーマの作品。人間は自然には勝てないんです。人が人を好きになるのが自然」と同性愛に理解を示すと、「それを一つの作品として出そうと作ったら、モントリオールから支持を頂きました」と笑顔を見せていた。本作は同映画祭の世界の注目すべき映画に焦点を絞ったフォーカス・オン・ワールド・シネマ部門で公式上映される。
映画『新宿ミッドナイトベイビー』は秋ごろ公開予定。(取材・文:名鹿祥史)