シュワルツェネッガー、ターミネーター再登板オファーに感謝!
映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』を引っ提げ来日したアーノルド・シュワルツェネッガーが、12年ぶりに復帰を果たしたターミネーター役と日本への思いを語った。
同作は、将来人類反乱軍を率いることになる男の母親の存在を歴史からなくすため未来から送り込まれた殺りくマシン・ターミネーターと、人類の未来を知った人々との死闘を描いたSFアクションシリーズの第5弾。過去作の物語は全てリセットされ、迫力のアクションと共に、これまでにない全く新たな展開が描かれる。
これまで演じた中で最も気に入っているキャラクターに、『ツインズ』のジュリアス、『コナン・ザ・グレート』のコナン、そして『ターミネーター』のT-800を挙げたシュワルツェネッガーは、「そういった人気キャラクターは、ジェームズ・ボンドのように演じる俳優がスイッチされたりもする。バットマンもスパイダーマンもみんなそうだ。ターミネーターだって同じようになることはありえたんだ。でも『ジェニシス』の製作陣はそうしなかった。またこの役を依頼されたことを、とても光栄に感じたよ」と感謝。
すでに67歳を迎えたシュワルツェネッガーだが、劇中では外見の若いT-800、液体金属でできたT-1000、さらに新型のT-3000と、多彩なターミネーターとのバトルを展開。肉体的にハードな撮影についても「日常からトレーニングを欠かさずにいたから、耐えられないということはなかった。かえって楽しかったりもしたよ」と余裕を見せる一方で、「でも、さすがに夜間撮影はつらかったな」と苦笑いを浮かべた。
映画プロモーション目的での来日はこれが16回目。「日本への訪問は、常に僕に幸運をもたらしてくれるんだ。映画はヒットするし、ファンのみんなは僕を献身的にサポートしてくれるしね。1970年代、ボディービルダー時代に日本を訪れたときも素晴らしい経験ができて、この国に戻ってきたいと思ったものさ」と語るシュワルツェネッガーは、「街を見ればインフラはしっかりと整備されているし、経済的にも豊かだし、大きなダメージを受けても立ち直る。日本の皆さんの精神的に強いところが大好きなんだ。感情豊かな一方でマシンのように規律正しく、常に前向きだしね」と日本への愛を告白。「だから僕は日本を去るとき、決して『アスタ・ラ・ビスタ、ベイビー(地獄で会おうぜベイビー)』とは言わない。常に戻ってくるつもりで、『アイル・ビー・バック!』と言うようにしているし、これからもずっとそうだよ!」と力強く再訪を約束した。(編集部・入倉功一)
映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は全国公開中