『マッド・ナース』狂気のナース、監督相手に66億円の訴訟!
今年2月に日本でも公開されたバイオレンススリラー映画『マッド・ナース』で狂気のナースにふんした女優のパス・デ・ラ・ウエルタが、撮影中にけがをしたことで、監督などを相手に5,500万ドル(約66億円・1ドル120円計算)の訴訟を起こしたとTMZ.comなどが報じた。
同サイトによると、パスは撮影中に通り過ぎるはずだった救急車に接触して背骨を骨折し、労災を求めると騒ぎ立てたとのこと。その結果、同作のダグラス・アーニオコスキー監督は彼女の救急車のシーンをほかの女優にアフレコさせ、別のシーンでも代役を立てたという。
ニューヨークの巨大病院を舞台にした『マッド・ナース』でパスは、官能的な肉体をえさに男たちを誘っては、医療機器やスキルを使って惨殺するシリアルキラーの看護師を演じていた。
Daily Mail Online によると、パスはけがのせいでキャリアを台無しにされたとして、アーニオコスキー監督と救急車の運転手を相手に訴訟を起こしたという。どう計算したのかは不明だが、それまで年200万ドル(約2億4,000万円)は稼いでいたため、5,500万ドル(約66億円)を支払われる権利があると主張しているほか、懲罰的損害賠償の支払いも求めているとのこと。それに加えて、アーニオコスキー監督にセリフの再録音をさせることも要求しているそうだ。(澤田理沙)