訃報「サウンド・オブ・ミュージック」トラップ大佐役T・バイケルさんが自然死
ブロードウェイミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」で長年にわたってユダヤ人家族の父親デビエを演じ、「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐役などでも知られる俳優のセオドア・バイケルさんが亡くなった。91歳。Hollywood Reporter などが報じている。セオドアさんの広報係ハーラン・ボルによると、セオドアさんは21日(現地時間)の朝に、ロサンゼルスのUCLA・メディカル・センターで自然死したという。
Varietyによると、セオドアさんはロンドンで上演された舞台「欲望という名の電車」で故ヴィヴィアン・リーさんと共演しているほか、「ザ・ロープ・ダンサーズ(原題) / The Rope Dancers」「サウンド・オブ・ミュージック」ではトニー賞にノミネートされている。またセオドアさんは、故スタンリー・クレイマー監督の映画『手錠のまゝの脱獄』のミラー役では、アカデミー賞助演男優賞にもノミネートされている。
「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中で歌われるかの著名な楽曲「エーデルワイス」は、セオドアさんがギターを弾きながら歌うために、「ロジャース&ハマースタイン」の愛称で知られる作曲家の故リチャード・ロジャースさんと、作詞家の故オスカー・ハマースタイン二世さんが書き下ろした曲だ。(澤田理沙)