マイルス・デイヴィスの伝記映画、ニューヨーク映画祭のクロージングナイト作品に!
今年で第53回を迎えるニューヨーク映画祭のクロージングナイト作品に、『マイルス・アヘッド(原題) / Miles Ahead』が選ばれたことが、同映画祭を主催するフィルム・ソサエティ・オブ・リンカーン・センターの公式サイトによって明らかになった。
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本作は、長年ドン・チードルが温めてきた作品で、モダンジャズの帝王マイルス・デイヴィスさんが一時引退した後、1979年に復帰を果たすまでの期間を描いている。チードルが脚本・監督・主演を務めた意欲作。
昨年、ほとんどのスタジオがチードルが望む内容での撮影を拒み、自ら独立映画として製作するために、製作資金をクラウドファンディングサイト、Indiegogoで32万5,000ドル(約3,900万円)集めて、製作に入った経緯があった。(1ドル120円計算)
今回の選択について「(ニューヨーク映画祭の)選考委員が、同映画祭に適した映画として招待してくれたことはうれしい。手伝ってくれたチームの一人一人が映画製作へのハードワークをしたことで、ここまでやってくることができたことに、とても感謝している」とコメントしている。
同映画祭は、今年の9月25日から10月11日まで行われる予定だ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)