『虐殺器官』に中村悠一、梶裕貴、櫻井孝宏、大塚明夫ら豪華声優集結!
伊藤計劃さんの「虐殺器官」「ハーモニー」「屍者の帝国」を劇場アニメ化する、フジテレビ系の深夜アニメ枠「ノイタミナ」による「ノイタミナムービー」第2弾。このたび『虐殺器官』の声優陣が発表され、中村悠一、三上哲、石川界人、梶裕貴、小林沙苗、大塚明夫、櫻井孝宏という豪華キャストが集結したことが明らかになった。
2009年に34歳の若さでこの世を去った小説家・伊藤計劃さんの同名小説を基にした『虐殺器官』は、アメリカ軍の特殊部隊大尉クラヴィス・シェパードが、開発途上国で頻発する内戦や虐殺の背後に存在する謎の人物ジョン・ポールを追うさまを描くSFアクション。
気になる配役は、アメリカ軍のなかで暗殺任務を行う唯一の精鋭部隊に所属するクラヴィス・シェパードに中村、クラヴィスの脇を固める有能な隊員であるウィリアムズ&リーランド&アレックスに三上、石川、梶の三人、彼らの上司・ロックウェル大佐に大塚、「虐殺の王」と称されるアメリカ人言語学者ジョン・ポールに櫻井、ジョン・ポールとかつて関係を持っていた教え子のルツィア・シュクロウポヴァに小林が決定。公式サイトではメインキャストが総出演する新映像が公開され、その映像の中でEGOISTによる主題歌「リローデッド」も初披露されている。
オーディションを受けたのが、伊藤さんがこの世を去った年齢と同じ34歳のときだったことを明かした中村は、「このタイミングで伊藤計劃氏の作品へ参加できるかもしれないという事に、不思議な縁を(勝手に!)感じていました」という。
作品については、「軍人であるクラヴィスが自身の世界で何を感じどう行動していくか。たった一つの言葉が生み出すもの。ほんの少し、自分の今いる場所から、壁一枚隔てた先で現実に存在する『死』というものを彼が認識した時、『虐殺器官』と出会った時に、一体何を思うのか。観終わった後、幾通りもの解があると思います。ハッピーエンド? バッドエンド? 全てを劇場で確かめていただければ幸いです」と含みを持たせ、期待をあおった。(編集部・吉田唯)
映画『屍者の帝国』は10月2日、『虐殺器官』は11月13日、『ハーモニー』は12月4日より公開