『2300年未来への旅』が再び始動!約40年ぶりのリメイク!
『X-MEN』シリーズプロデューサーのサイモン・キンバーグが、『2300年未来への旅』(1976)の約40年ぶりのリメイク作品のプロデューサーに決定したと、 Hollywood Reporter など複数のメディアが報じた。原作であるウィリアム・F・ノーランとジョージ・クレイトン・ジョンソンによるSF小説は近年の映画作品にも影響を与えているといわれている。
『2300年未来への旅』の舞台は、西暦2274年。増えすぎた人口を抑制するために30歳になった人間は人為的に抹殺されるという管理社会で、コロニーからの脱走を試みる男ローガンを中心に描かれる。コロニー脱走者の取締官であるローガンは、一人の女性脱走者と知り合ったことをきっかけに、自分たちがコンピューターによって管理されていることに疑問を抱き、コロニーからの脱走を試みるが……。
ワーナー・ブラザースは2000年から本作のリメイクを計画していたそうだ。2010年時点では、『きみに読む物語』のライアン・ゴズリングを主演に本作のリメイク版が検討されていたが、計画が始動することはなかったという。監督候補に挙げられたブライアン・シンガー監督や、CM界出身のカール・エリク・リンシュ監督によるリメイク版も実現しておらず、今回のサイモンがプロデューサーを務めるリメイク製作も監督は未決定とのこと。
サイモンは人気脚本家でもあり、『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)や『ファンタスティック・フォー』(2015)など人気SF映画を手掛けている。本作で、サイモンは物語の全体像を組み立て、『シャーロック・ホームズ』のジョエル・シルヴァーと共に製作を進めるとのことだ。(編集部・高橋典子)