ヴェロキラプトルと人の間についに信頼関係が…!『ジュラシック・ワールド』本編映像公開
『アバター』『タイタニック』に次ぐ歴代世界興行収入第3位の大ヒットを記録している映画『ジュラシック・ワールド』から、これまでのシリーズで人々を恐怖に陥れてきたヴェロキラプトルと人間との間に、ついに信頼関係が生まれたことが垣間見える本編映像が公開された。
本作は、1993年に始まった『ジュラシック・パーク』シリーズ第4弾にして14年ぶりの新作。これまでのシリーズでは開園まで至らなかった恐竜のテーマパークがついにオープンを迎えることになる。ヴェロキラプトルは『ジュラシック・パーク』シリーズへの登場で一躍有名になった小型の肉食恐竜で、その小回りのきく体とずる賢さで多くの観客を「ビクッ!」とさせてきた。
今回公開されたのは、ヴェロキラプトルのおりの中へ落ちてしまった新人スタッフを救うべく、調教師のオーウェン(クリス・プラット)が自らおりの中へ入るシーン。一度攻撃を加えたラプトルたちが二度と自分を信じないことを知っているオーウェンは銃を構える警備スタッフを制止し、今にも襲い掛からんとする4匹のラプトルの前に立つ。
この4匹はそれぞれ長女「ブルー」、次女「デルタ」、三女「エコー」、四女「チャーリー」と名付けられ、オーウェンが長年調教してきたラプトルたち。「支配するのではなく、信頼関係を築くこと」を信条に恐竜を調教している彼が、食うか食われるかギリギリのバランスを保ちながらラプトルたちをコントロールするさまは圧巻だ。
オーウェン役のクリス自身、『ジュラシック・パーク』(1993)でグラント博士役のサム・ニールが少年に向かって言う「あいつらは君の全身を切り裂き、まだ君が生きている間に内臓を食らうぞ」というセリフを聞いて以来、ラプトルがお気に入りの恐竜だったという。映像はそんなクリスの愛が反映されたシーンといえるが、果たしてオーウェンはラプトルと本当に心を通わせることができたのか……。彼らの関係性も本作の見どころの一つとなっている。(編集部・市川遥)
映画『ジュラシック・ワールド』は8月5日より全国公開