『内村さまぁ~ず』トム・クルーズとの真っ向勝負を回避
内村光良、さまぁ~ず(三村マサカズ・大竹一樹)が3日、都内で行われた映画『内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル』の完成披露舞台あいさつに出席。この日、多くの報道陣が集まったものの、来日中のトム・クルーズが同日に行うレッドカーペットイベントと時間がかぶらないように本イベントが設定されるという“試合放棄”が伝えられると、一同はがっかりと肩を落とした。
人気バラエティー「内村さまぁ~ず」(通称:内さま)を映画化した本作は、依頼者の悩みを芝居で解決する、劇団を兼ねた探偵事務所“エンジェル社”を舞台に巻き起こる騒動を描いたハートウォーミング・コメディー。アドリブ満載で予測のつかない展開、そこかしこに出てくる芸人など、物語の本筋以外でも楽しめる作品に仕上がっている。
そしてこの日は、メインキャストの内村やさまぁ~ず、藤原令子、久保田悠来のほか、主題歌を担当するPUFFY、出演するレッド吉田(TIM)、鈴木拓(ドランクドラゴン)ら芸人18人がサプライズ登場して会場を盛り上げた。
その中で、大喜利が始まり、「早い入り時間をとにかく嫌う内さまの三人ですが、なぜ今日はこんなに入り時間が早いのか?」と出題されると、芸人たちはボケを連発するが全て空振り。そして、答えが『ミッション:インポッシブル』最新作のPRで来日しているトム・クルーズのイベントとかぶるからと報告されると会場は大盛り上がり。本イベントは昼過ぎに行われたが、トムのイベントは夕方から始まるため、多くの報道陣は昼過ぎに会場入りして待機しなければいけない。MCを務めたイジリー岡田は「ここにいる報道陣はトムを諦めた人たちです」とバッサリ。それを受けて大竹は「(自分たちは)トムのつなぎか。ミム(三村)はトムに負けているのか!」と大騒ぎだった。
とはいえ、芸人たちが結集して作り上げた渾身(こんしん)作。三村は「これは映画館に2回来るシステムになっています。1回目は内容に集中。2回目は芸人探し。いっぺんにやると内容が入ってこないといううわさを耳にしたので、ぜひ2回来てください」と本作特有の鑑賞法を紹介。内村は「9月、『ジュラシック・ワールド』とか『ミッション:インポッシブル』とか大作が終わった辺りに上映します。85分という短さでスッと入っていけますので気安く観ていただければ」とアピールした。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル』は9月11日より全国公開