『スター・ウォーズ』監督、背骨を骨折していた…骨折したハリソン・フォードを助けようとして
シリーズ最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のJ・J・エイブラムス監督が、撮影中に足首を骨折したハン・ソロ役のハリソン・フォードを助けようとして、実は自分も背骨を骨折してしまっていたと米テレビ番組「ザ・デイリー・ショー」に出演して明かした。
昨年6月に同作を撮影していたところ、落下してきたドアに足を打ち付けられて病院に緊急搬送されたハリソン。足首の骨折は全治6~8週間と診断され、一時撮影が中断。この事故は大きく報じられた。
「ハリソンの足首は90度反対にまがった。彼は超人的で、床に倒れながらもジョークを言っていた」と当時を振り返ったエイブラムス監督は、「僕はドアを持ち上げて助けようとした。なぜって僕はそういう男だからね(笑)。そうしたら背中がポンって鳴ったような感じがして、『これは変だな』と思ったんだ」と明かす。そして後日病院に行ったところ、第4腰椎が折れていると言われたという。
しかし、誰にもそのことを告げずに撮影を続けたエイブラムス監督。「それから数か月後、僕は依然としてバカげた(背中を固定するための)バック・ブレースをシャツの下に着けていたんだけど、現場に戻ったハリソンは僕が走るよりもよっぽど速く駆け寄ってきて『ヘイJ・J!』って言うんだ(笑)。僕は『ハーイ、ハリソン・フォード(そんなふうに話すと背中が痛い……)』って感じだった」と続け、ハリソンの強靭さをたたえるとともに「僕は最も意気地のないユダヤ人監督だと感じたよ」とジョークを飛ばしていた。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、エピソード6『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』から30年後を舞台にしたSF大作。ハリソンのほか、キャリー・フィッシャー、マーク・ハミルら旧3部作のメインキャストも出演している。日本公開は12月18日。(編集部・市川遥)