人気コミック「サイレーン」が松坂桃李&木村文乃で連ドラ化!
モーニングで連載された山崎紗也夏の人気サスペンス漫画「サイレーン」が松坂桃李と木村文乃の共演、そして「アンフェア」の佐藤嗣麻子の脚本で連続ドラマ化され、10月より関西テレビ・フジテレビ系で放送されることが決まった。2009年の「侍戦隊シンケンジャー」で主演デビューを果たして以来、これまで数々の単発ドラマ、映画などで主演を務めてきた松坂だが、意外なことに民放ゴールデン・プライム帯(19~23時)の連ドラ主演はこれが初となる。
里見偲(松坂)と猪熊夕貴(木村)が所属するのは、事件が起きると真っ先に現場に直行し、初動捜査に当たる警視庁機動捜査隊(通称:キソウ)。二人は仕事上ではコンビを組みライバル関係にあるが、実は恋人同士。この関係がバレたら即異動となるため、二人だけの秘密にしている。そんなときに次々と起こる猟奇殺人事件。その裏で暗躍し、警察をあざ笑う謎の美女・橘カラの存在に二人は翻弄(ほんろう)されていく……。
身長183センチ、運動神経抜群の松坂が、本格刑事アクションに挑戦することにも注目の本作。松坂は「9月のクランクインまで体作りをしっかりやって、これからキレキレにしていきたい」と切り出すと、「きっとまだ暑さも残っている中、スーツで体を動かすのは大変だと思う。でも、この間まで映画でご一緒していた先輩の岡田准一さんの背中を見て、あの人の『骨折はケガじゃない』(という言葉を)を肝に銘じました。身近にいた先輩のいいところを取り入れたい」と意欲満々。
また、人気マンガのドラマ化にあたり、「原作に対するリスペクト、愛情を、チーム全員が共通して持つことがすごく大事だと思っています。それを持っていると持っていないとでは全然違いますから」と気合を入れ直す松坂。4回目の共演となる木村については「信頼関係もありますし、思いっきりぶつかっていける。猪熊みたいに男っぽくサバサバした方なので、イメージにもピッタリだと思います」と語り、カラ役についても「名前はまだ言えないですが、こちらも本当にピッタリ」と原作ファンの期待をあおった。
一方の木村も、「原作とは違う展開になると聞いています。毎回毎回続きが見逃せないドラマになると思います。マンガを読んでいても、読んでいなくても、見る価値のあるエンターテインメント作品にしていきたいです」と意気込んでいる。乗りに乗っている二人のバディぶりに期待したい。(取材・文:壬生智裕)
テレビドラマ「サイレーン」(仮題)は10月から関西テレビ・フジテレビ系にて毎週火曜夜10時放送