コーエン兄弟「ブラック・マネー」映画化で脚色!監督も兼任か?
映画『ノーカントリー』『トゥルー・グリット』などのジョエル&イーサン・コーエン兄弟が、ハードボイルド作家ロス・マクドナルドの小説「ブラック・マネー」の映画化で脚色を担当することが決定し、監督も兼任する可能性が高いとDeadlineが報じた。
【本編映像】コーエン兄弟『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
本作は、『シャーロック・ホームズ』『フライト・ゲーム』のジョエル・シルヴァーの制作会社シルヴァー・ピクチャーズ・エンタテインメントが、米ワーナー・ブラザースの下で企画している作品。
1966年に出版されたベストセラー小説「ブラック・マネー」は、行方不明の女性を探す私立探偵アーチャーが、その失踪事件に過去7年間に起きた3度もの殺人事件や多額の借金が関わっていることを知り、事件の裏にただならぬ陰謀を感じ始めていくというもの。映画はコーエン兄弟作品の『バートン・フィンク』『ブラッド・シンプル』のようなフィルムノワール作品になるようだ。
コーエン兄弟は、米ユニバーサル・ピクチャーズが手掛けた『へイル・シーザー!(原題) / Hail Caesar!』の撮影を終えたばかり。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)