デヴィッド・フィンチャー監督の新作ドラマが製作中止
映画『ソーシャル・ネットワーク』『ゴーン・ガール』のデヴィッド・フィンチャー監督が、米ケーブル局HBOの下で企画していたテレビドラマ「ユートピア(原題) / Utopia」の製作が中止された。Deadlineが報じた。
原因は、HBOとの予算の折り合いが付かなかったためとのこと。その結果、すでに決定していたキャストやスタッフも解散されたという。
イギリスのテレビドラマ「Utopia -ユートピア-」のリメイクとして動いていた同作では、脚本を『ゴーン・ガール』でフィンチャー監督とタッグを組んだギリアン・フリンが執筆し、フィンチャー監督の『ドラゴン・タトゥーの女』で主演を務めたルーニー・マーラが主演候補に上がっていると報じられていた。そのため、続編がほぼないとみられている『ドラゴン・タトゥーの女』の非公式の続編になるのではないかと期待する声もあった。
フィンチャー監督は、同じくHBOで企画していたテレビシリーズ「ヴィデオシンクレイジー(原題) / Videosyncrazy」も製作が休止されているほか、ギリアンの脚本で進めていた『見知らぬ乗客』の再映画化も一時見送りとされている。(編集部・井本早紀)