ADVERTISEMENT

深津絵里と死んだはずの“夫”浅野忠信の旅路…カンヌある視点部門監督賞『岸辺の旅』予告編

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
深津絵里&浅野忠信が紡ぎ出す、愛する人との永遠の別れ……
深津絵里&浅野忠信が紡ぎ出す、愛する人との永遠の別れ…… - (C) 2015「岸辺の旅」製作委員会/ COMME DES CINEMAS

 第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門・監督賞を日本人で初受賞した黒沢清監督の映画『岸辺の旅』の予告編が公開され、死んだはずの夫・優介役を務める浅野忠信と、その妻・瑞希役の深津絵里の切ない旅の様子が明らかになった。

 湯本香樹実の同名小説を実写化する本作は、3年間行方不明だった夫がふいに帰宅したことをきっかけに、空白の時間を取り戻すように旅に出る夫婦の姿を描くラブストーリー。深津、浅野の脇を固めるキャストには、小松政夫蒼井優柄本明といった実力派俳優陣が集結し、夫婦の愛の物語を彩る。

 公開された予告編は、カンヌの地でスタンディングオベーションを浴びる黒沢監督、深津、浅野らの姿から始まる。その後映し出される本編の映像では、優介が「俺、死んだよ」という衝撃の言葉を告げ、「一緒に来ないか、きれいな場所があるんだ」と妻・瑞希を旅に誘う。

ADVERTISEMENT

 美しい自然の風景や、「あまちゃん」でおなじみの大友良英による珠玉の音楽によって紡ぎ出される旅路の様子。その旅は、優介が行方不明だった3年間の間にお世話になった人々を訪ねる旅であると同時に、言えなかった別れの言葉を伝えるための最後の時間でもあった……。映像では、ふとした視線やセリフの余韻に夫婦の愛情がにじみ出ており、最後に映し出される瑞希の「家に帰ろうよ。一緒に帰ろうよ」というセリフが切なく響く。“究極の夫婦愛”を体現した深津と浅野の演技に期待が膨らむ一本だ。(編集部・吉田唯)

映画『岸辺の旅』は10月1日よりテアトル新宿ほか全国公開

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT