プラビ&アンジー、アフガニスタンの少女を描くアニメ映画を製作総指揮
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが、タリバン政権下のアフガニスタンで、家族を飢えから救うため、髪を切って少年を装って働き始める少女パヴァーナを描く著書「生きのびるために」の映画化で、製作総指揮を務めることになったとDeadline.comが報じた。
難民キャンプでアフガン女性から聞いた話を基に、カナダの作家デボラ・エリスが書いた本著は、父親が不当に投獄され、稼ぎ手を失った一家を救うため、女性一人での外出が認められないアフガニスタンにて、髪を切って少年になりすまし働き口を得た少女についての実話に基づく物語で、原題は「ザ・ブレッドウィナー/ The Breadwinner」。
ジョリーは、「何百万人ものパヴァーナのような少女が、現在も抑圧や闘争にさらされながらも、家族を救おうとしています。この作品のストーリーは、彼女たちの貢献がどれほど価値あるものか、わたしたちに思い出させてくれます」とコメント。さらに、「アフガンの文化の豊かさ、創造性、強靭(きょうじん)さや、パヴァーナのような少女たちを正当に描いてくれるであろう、才能あるクリエイターたちと仕事ができることを光栄に思います」とも述べている。
アニメーション作品として製作される本作の監督は、2009年アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされた『ザ・シークレット・オブ・ケルズ(原題) / The Secret of Kells』の共同監督、ノラ・トゥーミー。現在キャスティングなどの製作準備中で、2017年初頭の完成予定だ。(鯨岡孝子)