芝居中にクドいて爆睡?竹野内豊と松雪泰子が、芸人・村本大輔の素顔を暴露!
映画『at Home アットホーム』で共演した竹野内豊と松雪泰子が、泥棒と女詐欺師という異色の役柄についてや、共演者・村本大輔(ウーマンラッシュアワー)との仰天エピソードを明かした。
犯罪で生計を立てる血のつながらない偽装家族の絆を、エモーショナルに描いた本作。一家の大黒柱である泥棒の和彦(竹野内)を演じた竹野内は、「これはつらい過去を背負った五人が、本当に必要な人たちと出会って家族になろうとする物語。自分としては、リヴァー・フェニックス主演の映画『旅立ちの時』(※指名手配犯の両親と息子の物語)のように、家族同士が思いやる心や、希望というものをきちんと伝えられたらいいなと思いました」と振り返る。
一方の松雪が演じたのは、家計を支えるために、10歳サバを読んで男性に近付く結婚詐欺師の母・皐月。「無理して若作りしている感じを出せたらいいなと思いました。若々しく転び過ぎず、でも、『なんかイタイな』という雰囲気を、ヘアメイクさんとも相談しながら工夫して作っていきました」と語る松雪は、自身のアイデアをスタッフに提案して撮影に臨んだという。
そんな竹野内と松雪が、撮影時の強烈な思い出として語るのが、皐月を誘拐する犯人役で出演した村本の言動だ。「リハーサルのとき、縛られているわたしに電話番号を聞いてきたり、食事に誘ったりするんです。もちろんお断りしました」と苦笑する松雪。竹野内は、「自分とはひと言もしゃべらないくらい静かな方でした(笑)」と告白し、さらに「村本さんが床で横になるシーンでは、本当に寝てしまった」と暴露。そんな大胆過ぎる村本の言動に、撮影現場は大いに沸いたそうだ。
最後に、「家族って、何かしらの問題を抱えていたりする。そこを、映画の五人のように思いやりで補っていけたらいいですね」と口々に語った二人。いつもは当たり前の存在と思っている家族について、あらためてしみじみと考えさせられる作品だ。(取材・文:斉藤由紀子)
映画『at Home アットホーム』は8月22日より全国公開