『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ドク、マーティの恋人ジェニファーがそろって来日!
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのドク役クリストファー・ロイドと主人公マーティ(マイケル・J・フォックス)の恋人ジェニファー役のクローディア・ウェルズがそろって来日を果たし、21日、東京・ホテルグランドパレスで開催された「ハリウッド・コレクターズ・コンベンション No.7」前夜祭イベント「スペシャル・プレビューナイト」で日本のファンと交流した。
ハリウッドスターと直に触れ合うことができる映画ファン向けのイベント「ハリウッド・コレクターズ・コンベンション」。7回目を迎える今年は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)の公開30周年にして『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』(1989)でドクがマーティを連れて行った「未来」でもある記念すべき年ということで、ロイドとクローディアの来日が実現した。
熱狂的なファンに迎えられたロイドは「この映画を愛し続けてくれてありがとう」と感謝すると、「当時、この映画を観ていた子供たちが大人になって、その子供たちも観ているというサイクルが続いている。こういう素晴らしい映画の一員に慣れたことは誇らしい」と笑顔を見せた。
お気に入りシーンを尋ねられたロイドは、「シーンというより3作目が心から大好きなんだ」と明かす。西部開拓時代を舞台にした同作について「西部劇はそれだけでワクワクするけれど、その中で自分にとっては珍しいロマンスがあったり、蒸気機関車に乗ったり、乗馬もさせていただいたので、とても印象深い作品です」としみじみ。
さらに、アクションに挑戦したロイドは「アクションをするのは誰でも夢見ることだと思うから楽しかったよ。スタントもほとんど自分でやったんだ」と述懐。時計台に雷が落ちる名シーンでは「時計台からぶら下がったのは僕だけど、ロープを伝って落下したのは他の人だよ(笑)」とファンが喜ぶエピソードを披露し、クローディアも第2作目では未来だった2015年が現在となったことに触れ「なんで車が飛んでいないの!?」とジョークで会場を沸かせた。
二人は今でもマイケルと会うことがあるそうで、ロイドは「言葉がなくても通じ合うものがある。最近は彼も精神的に充実していて、以前のようにユーモラスでウイットに富んだジョークを飛ばしたり会話ができるんだ」とパーキンソン病と闘うマイケルの近況を明かしていた。(取材・文:鶴見菜美子)
「ハリウッド・コレクターズ・コンベンション No.7」は8月22日、23日に東京・ホテルグランドパレスで開催