綾野剛、ボーっとしすぎて謝罪
俳優の綾野剛が25日、都内で行われた映画『S-最後の警官-奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』公開直前イベントに出席し、夏祭り気分でボーっとしていたのか、舞台上で謝罪する一幕があった。この日は、向井理、新垣結衣、吹石一恵、池内博之、平山浩行、高橋努、大森南朋も登壇した。
【動画】『S-最後の警官-奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』予告編
2009年よりビッグコミックで連載中の人気漫画を原作とした連続ドラマの劇場版にあたる本作は、犯人を生かしたまま捕える“確保”を目的とした警察庁特殊急襲捜査班「NPS」の活躍を描いたアクションドラマ。
公開を目前に控えた心境を聞かれた向井は、「あんまり実感がない。まだまだやることがあるような気がして……」と語るも「(ドラマと映画の実写化プロジェクトの)お話をいただいてから3年弱(作品と)付き合ってきたので、感慨深いものはある」としみじみ。
一方、綾野はドラマ以上の映画の魅力を尋ねられると、「えっ!? あっ!」とあたふた。冒頭、キャストも観客も全員が浴衣姿というスペシャルなイベントに「こういう形で皆さんとお会いすることがないので、ゆったりと緊張感をなくして、いい時間になれば……」と語っていた綾野は言葉通り気を抜いていたようで、「ごめんなさい。すっごいボーっとしていました」と謝罪し、会場を沸かせた。
その後、気を取り直すと「今回、この人(向井)本当にすごいの!」と声を張る綾野。「現場で彼のアクションを見ていて、それだけでも十分迫力あったんですよ。当たっているところは本当に当たっているし、すごい距離感でやっていて、普通のアクションとは全然違う。それをいとも簡単にやりながら感情をつないでいて、出来上がったのを観たらなおさらすごかった。そこは本当に期待してください」と熱弁していた。
さらに、「ちなみに、わたくしはほとんど何もしていません」と向井を立てた綾野に対し、「ヘリでね、大変だったよね」とヘリコプター内から狙撃するシーンを挙げて、綾野をねぎらう向井。二人の仲の良さが十分伝わるイベントに観客は大喜びだった。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『S-最後の警官-奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』は8月29日より全国公開