殺人犯の恋人と刑事の禁断の愛…“カンヌの女王”が魔性の女演じる妖艶な映像
殺人犯の恋人と刑事の禁断の愛を描いた韓国映画『無頼漢 渇いた罪』の予告編が公開され、“カンヌの女王”の異名を持つチョン・ドヨンと『パイレーツ』などのキム・ナムギルが紡ぎ出す妖艶な世界観が明らかになった。
第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品された本作は、殺人課の刑事ジェゴン（キム・ナムギル）と、彼が捜査を進める殺人事件の容疑者の恋人ヘギョン（チョン・ドヨン）の逃れられない愛の行方を描いた作品。ヘギョンの働く店で潜入捜査をするうちに奇妙な罪悪感にとらわれ、容疑者逮捕の信念すらも揺らぎ始めるジェゴン。一方、恋人を待ち続けるヘギョンは、いつもそばにいてくれるジェゴンに心を開き始める……。
本作をはじめ、『シークレット・サンシャイン』での女優賞受賞、『ハウスメイド』のコンぺティション部門出品、さらには審査員を務めるなど、カンヌ国際映画祭と縁が深く“カンヌの女王”といわれるチョン・ドヨン。公開された予告編では、男を惑わす魔性の女を見事に体現しており、その妖しい雰囲気に引き込まれること間違いなしだ。
メガホンを取ったのは、『キリマンジャロ』などのオ・スンウク監督。ヘギョンの恋人を演じる『新しき世界』などのパク・ソンウンと、彼を追うキム・ナムギルのクールなアクションも見どころの一つ。（編集部・吉田唯）
映画『無頼漢 渇いた罪』は10月3日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか公開