光宗薫、綾野剛の股間の前で5分間待機…ベッドシーンの裏側を明かす
映画『ピース オブ ケイク』のトークイベントが25日、ロケ地でもある東京・阿佐ヶ谷ロフトAで行われ、出演者の光宗薫と峯田和伸、田口トモロヲ監督が登壇。綾野剛演じる京志郎の同棲中の彼女・あかり役を務めた光宗は、「ベッドシーンがあったんですが、待機中、綾野さんの股間がずっとわたしの目の前にありました」と撮影秘話を明かすと、田口監督は「映画の現場は、はたから見るとシュールだね」とコメントした。
本作は、ジョージ朝倉による同名人気コミックスを個性派俳優としても活躍する田口が実写化したラブストーリー。恋愛体質の主人公・志乃(多部未華子)と京志郎の甘く切ない恋模様を、オネエ役の松坂桃李をはじめ、木村文乃、菅田将暉、柄本佑ら豪華キャストの共演で描き出す。この日は、シンガー・ソングライターでもある峯田がギターをかき鳴らし、挿入歌「風よ吹け」を生披露した。
あかり役のキャスティングが難航を極めたという田口監督は、「プロデューサーから資料をいただいて光宗さんの写真を見たとき、『この人、あかりにそっくり!』って思いましたね。実際にお会いしたら本人が原作の大ファンで、しかも主人公の志乃ではなくて、あかりに感情移入していたということで、映画の奇跡を感じた」と告白。さらに、「綾野さんとのラブシーンがあることも知らせていたんですが、それも臆することなく、『ぜんぜん構いません! やっちゃってください!』と言ってくださったので、これは逸材に出会ったな」と光宗を絶賛。
これに対して光宗は、「あえぎ声を出さなきゃいけないシーンがあって、それを録っていたときに、わたしがベッドに座っていて、隣に綾野さんがしかめっ面で座っていて、目の前に田口監督が正座しているんです。いやぁ、なかなかシュールだなと思いましたね」と裏話を披露。すると田口監督は、「僕は常にあえぎ声を聞くときは正座です」と真顔で返し、会場の爆笑をさらった。
さらにベッドシーンの話題で火が付いた光宗は、「ふとんから出て京志郎と話すシーンがあったんですが、(本番までの)待機時間、ずっとベッドで寝ていらっしゃる綾野さんの股間が目の前にあったんです。その状態で5分くらい待機していたんですが、面白い仕事させていただいたなって思いました」とうれしそうに語っていた。(取材:坂田正樹)
映画『ピース オブ ケイク』は9月5日より全国公開