『おもひでぽろぽろ』英語版声優に『スター・ウォーズ』新ヒロイン!北米で劇場公開
高畑勲監督が1991年に発表したスタジオジブリ作品『おもひでぽろぽろ』が、2016年に北米で劇場公開されることが明らかになった。配給やビデオリリースを手掛けるGKIDSがFacebookなどを通じて発表したもので、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のヒロインを務める英国女優デイジー・リドリーが主人公・タエ子の吹き替え声優を務める。
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同作は、ふとした縁で山形の田舎を訪れた27才のOL・タエ子が、小学生のころの思い出を振り返りながら自然や人々と触れ合ううちに、本当の自分を見つけ出す姿を追った人間ドラマ。日本語版では、タエ子の声を今井美樹、相手役となるトシオの声を柳葉敏郎が担当した。
この件を報じたVarietyによると、北米版ではデイジーのほか、『スラムドッグ$ミリオネア』のデヴ・パテル、アニメ「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」のアシュリー・エクスタイン、ドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」などに出演した子役、アリソン・フェルナンデスなどが声優に起用されるという。
GKIDSは、高畑監督の前作『かぐや姫の物語』をはじめ、宮崎駿監督作品などの北米公開も手掛けている独立系の配給会社。『おもひでぽろぽろ』の英語吹き替え版が北米で劇場公開されるのはこれが初になるといい、同社では「この至宝の一品を、(公開から)25周年の節目に劇場公開とビデオリリースという形で紹介できることに、これまでにないほど興奮しています」としている。(編集部・入倉功一)