Amazon、日本発信オリジナル作品も!ネットビデオサービス開始!
27日、アマゾンジャパン株式会社は、9月から「Amazonプライム・ビデオ」のサービスを開始すると発表した。具体的な日にちについては、後日発表するという。また、同サービスには日本制作のAmazonオリジナルコンテンツも含まれていることを同社代表取締役社長のジャスパー・チャン氏、副社長のティム・レスリー氏が明かした。
このプライム・ビデオサービスは、アメリカや日本の映画、テレビ番組、アニメ、ミュージックビデオなどの映像コンテンツを Kindle Fire タブレットはもちろん、iOSスマートフォンやタブレット、Androidなどさまざまなデバイスで見ることができる。また、画質もスタンダード、ハイビジョン映像に加え、 4K Ultra HD を利用可能だ。現在Amazonのプライム会員(年会費3,900円税込)であれば、追加料金不要で見放題になるという。
また、先に日本でサービスを開始すると発表したNetflix同様、Amazonオリジナル製作の映像作品も供給され、「現在日本のいくつかのプロダクションと交渉しています」とティム・レスリー氏は明かした。その中にはアニメ作品なども含まれるという。また、日本の作品を海外向けに英語字幕を付けて供給することも想定しているという。Amazonはこのオリジナルコンテンツ製作に2014年は全世界で13億ドル(約1,560億円 1ドル=120円計算)というハリウッド級の予算を投資しており、今後も同様の投資をしていくという。Netflix同様、日本の映像クリエイターにとってもビッグチャンスになりそうだ。
さらにAmazonといえば、自分の購入した商品と親和性の高い別の商品を「おすすめ」する強力なレコメンド機能が有名だが、もちろんこの「プライム・ビデオ」サービスにも適用され、映像作品ではない本やそのほかの商品を購入したときにも、このレコメンド機能で映像作品をすすめられることもあるという。オリジナルコンテンツの詳細については、後日発表するという。
Netflixのサービス開始ももちろんだが、日本のインターネットプロバイダーも4K対応のオリジナル作品をひっさげ続々と新サービスを開始する。本格的なネットテレビ時代が到来したようだ。(編集部:下村麻美)