ペルーの伝説的シェフ、ガストン・アクリオはなぜ「ヒーロー」と呼ばれるのか?ドキュメンタリー公開
ペルー料理界の巨匠ガストン・アクリオの素顔に迫るドキュメンタリー『料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命』が、11月14日より公開される。同作は、「国を変えた」といわれる彼の偉業、食への飽くなき情熱を捉えていく。
ガストン・アクリオは、1994年、25歳の若さで妻と2人で母国にレストラン「アストリッド&ガストン」をオープン。世界的に著名なシェフとして豪腕を振るう一方で、貧しい子供たちが学ぶことができる料理学校を設立するなど、料理人の職業を超えて活躍する国民的英雄でもある。
本作には、2015年の「The World‘s 50 Best Restaurants」トップ10に名を連ねる、「Osteria Francescana」のマッシモ・ボットゥーラ(イタリア)、「Noma」のレネ・レゼッピ(デンマーク)、「Mugaritz」のアンドニ・アドゥリッス(スペイン)、「D.O.M.」のアレックス・アタラ(ブラジル)ら世界各国のレストランのトップシェフたちから、ペルーで食材の生産に関わる人々、学校で料理を学ぶ子供たちまで、ガストンを愛するさまざまな人々が登場。彼らの証言からアクリオの魅力が浮き彫りになっていく。
本作は、第6回東京ごはん映画祭(10月31日~11月13日開催)で先行プレミア上映されることが決定している。(編集部・石井百合子)
映画『料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命』は、11月14日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開