気持ちは2.75次元!「金色のコルダ」舞台化にキャストも自信
人気ゲームを舞台化した音楽劇「金色のコルダBlue♪Sky First Stage」のゲネプロが4日に都内で行われ、その後の囲み取材に前山剛久、黒羽麻璃央、伊藤梨沙子、小沼将太、高崎翔太、谷佳樹、碕理人が出席。人気ゲームの2.5次元舞台化に、主演を務める前山は「気持ち的には2.75次元!」と並々ならぬ自信を見せた。
「金色のコルダ」は、9月で発売12年を迎えるクラシックを題材とした人気ゲームシリーズ。本舞台は、2014年放送のテレビアニメ版を基に、バイオリン奏者の如月響也を主人公に据え、室内楽に打ち込む高校生たちの青春を、プロ奏者が生で演奏するクラシックの名曲を交えて描く音楽劇。
前山は、「音楽劇なので演奏がメインだけど、何よりも大事なのはお芝居。2.5次元はキャラクターものといわれることが多く、それぞれのキャラクターを深い所まで役を掘り下げて演じているので、お芝居の力で音楽を盛り上げようと思っています。気持ち的には2.75次元!」と意気揚々。高崎から「ちょっと何言ってるかわからない」とツッコまれても、揺るぎない自信に満ちていた。
稽古中、大変だったのは楽器の練習だったようで、「本当には弾いていないですが、名曲を弾かせていただいているので、どうやったらキレイに美しく弾いているように見せられるかが大変だった」と吐露する紅一点の伊藤をはじめ、その苦労を明かすキャスト陣。前山だけは以前にも舞台でバイオリンを使ったことがあるそうで、「クラシックの楽器は音感が良くないとできないし、音程も多少感覚だったりする。弾き方もきちっと固められたもの」と説明すると、「みんな短い期間で頑張ってやってきたなぁと思います」と仲間の労をねぎらった。
そんな中、小沼が話し出すとなぜか笑いが漏れるメンバー。実はゲネプロ中、階段で足を踏み外すハプニングがあり、小沼は「なにせ今日、大切なセリフのところで階段から落っこちちゃって」と照れ笑い。そして、「初日に向けて気持ちを入れ替えようと思っています」と本気の決意表明で会場を沸かせた。(取材・文:鶴見菜美子)
音楽劇「金色のコルダBlue♪Sky First Stage」は13日まで東京・全労済ホール/スペース・ゼロにて上演