黒田勇樹、警察に通報されたことも!初監督作上映で一安心
ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹が4日、都内で行われた「黒田勇樹初監督映画上映会」トークイベントに出席し、撮影中に警察に通報されたことを明かした。
黒田が監督を務めたのは「フリーアクト」の一環。これは、現役俳優や若手映画監督によるカメラの前でのレッスンなど、映像演技と実技に特化した半年間のワークショップで、監督によるオリジナル台本を参加者全員出演の作品にすることにより、実践的な力を育成する。黒田は講師として参加しており、1年で3作品を制作。本来、半年を1期として1作品を作るのだが、「途中から生徒さんが増えて、もう1本書かざるを得なかった」と明かした。
さらに、2013年7月の撮影開始から公開までは約2年もの歳月がかかることに。これまで、「1億円とか(製作費が)かかる映画にしか出たことがなかった」という黒田にとって「10月に撮って12月に公開みたいなことは当たり前」だったというが、今回は脚本・演出・編集をほぼ一人で行ったため、「(まずは編集にかかるスタッフ)30人分の勉強をする時間がかかった」と説明。「こんな苦しいことがあるのかなって……」と嘆いてみせた黒田だが、最終的には「現場にしかいなかった自分が、仕上げの工程を全部自分でやれたのはすごい幸せ」と満足そうにほほ笑んだ。
この日は、キャストの春名風花、としくに、大場はるかも出席。としくには撮影当日、「午前中の公園で、着るにはふさわしくない衣装を渡された」そうで、そのせいで警察に通報されたと告白。その衣装というのがオムツにハッピ。「ちゃんと撮影許可もとったし、背中に『祭』と書いてあるから、伝統的な衣装ですで通るかなと思った」と釈明する黒田だったが、結局は不審に思った近所の人に通報されたようだ。特におとがめはなかったようで、「いろいろあったけど無事にここまでたどり着いた…」と安堵(あんど)の表情を浮かべる黒田だった。(取材・文:鶴見菜美子)
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