訃報『フィオナが恋していた頃』ポール・クイン監督、55歳の若さで死去
米俳優エイダン・クインの弟で、映画『フィオナが恋していた頃』(1998)の脚本・監督を担当したポール・クインさんが、がんのため亡くなったとVarietyが報じた。55歳だった。長い闘病生活の末、9月2日(現地時間)にニューヨークの自宅で息を引き取ったという。
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『フィオナが恋していた頃』には、兄のエイダンがジェームズ・カーンと共に出演。もう一人の兄デクラン・クインが撮影を担当し、サンダンス映画祭などで高く評価される作品となった。2002年には『ネバー・ゲット・アウタ・ザ・ボート(原題) / Never Get Outta the Boat』の監督も務めている。
俳優としては、映画『リービング・ラスベガス』『ボブ★ロバーツ/陰謀が生んだ英雄』などに出演し、テレビドラマ「scrubs ~恋のお騒がせ病棟」では監督したこともある。
脚本を手掛けた最新作はシェイクスピアの戯曲「ヘンリー四世」を現代風に描いた映画『グッド・オル・ボーイ(原題) / Good Ol' Boy』で、現地時間9月30日から開催されるウッドストック映画祭にてプレミア上映される予定。(澤田理沙)