三船美佳、高橋ジョージを気遣うも「乱気流は乗り越えた!」
女優・タレントの三船美佳が8日、都内で行われた映画『カプチーノはお熱いうちに』の特別試写会イベントに出席し、同作で描かれる女性の生き方などについて語った。
乳がんになったことで人生ががらりと変わっていく同作の主人公・エレナを自分になぞらえ、母としての一面も持つ三船は「もし自分ががんになったらと思うと……、子供を守るためにも自分の健康をしっかり守っていかないと……」としみじみ。
現在、ミュージシャンの高橋ジョージを相手に、離婚と一人娘の親権を求める裁判を起こしている三船。自分の人生についても、同作の原題が「乱気流」であることを受けて「人生は乱気流ですね。シートベルトをしっかり締めて、強い女性でなきゃいけない」と自身に言い聞かせ、「あちらの飛行機もちゃんと無事に着陸してほしい」と気遣いも見せた。
そして「乱気流はすでに乗り越えているんですね」とのつっこみに、三船は「もう気持ちは、快晴ですね」と大きくうなずき、すっかり吹っ切れた様子。
また映画については「タイトルからポワンとした映画かなと思ったら、深い人生のドラマだった。病と闘っていく主人公の姿に勇気がもらえた」と真摯(しんし)に見どころを紹介。この日は、乳がん検診の重要さを訴えるモモ妹(ピンクリボンフェスティバル公式メッセンジャー)も出席した。
本作では、カフェで働く主人公・エレナが遭遇する波乱の日々を13年に渡って描き出す。イタリアのアカデミー賞とされるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で監督賞、主演女優賞など11部門にノミネート。『あしたのパスタはアルデンテ』などのフェルザン・オズペテク監督がメガホンを取った。(取材・文:福住佐知子)
映画『カプチーノはお熱いうちに』は9月19日よりシネスイッチ銀座ほかにて全国公開