永瀬匡、大先輩の江口洋介に「嘘つけ!」とツッコミ!役者魂に感激
俳優の永瀬匡が9日、都内で行われた映画『天空の蜂』主題歌リリース記念イベントにシンガー・ソングライターの秦基博と共に出席。同作で空中アクションを披露した大先輩の江口洋介が高所が苦手だという話に、「『嘘つけ!』と思った」とツッコんで会場をざわつかせる一幕があった。
人気作家・東野圭吾の同名小説を映画化した本作は、最新鋭の超巨大ヘリ・ビッグBをハイジャックし、日本国民を人質に「日本全土の原発廃棄」を要求する犯人と、その危機に立ち向かう人々の8時間の攻防を描いた社会派サスペンス超大作。堤幸彦監督がメガホンを取り、江口、本木雅弘、綾野剛、仲間由紀恵ら豪華キャストが出演する。
劇中、主人公の息子をビッグBから救出する航空自衛隊員・上条を演じた永瀬は、自身の役どころを「完全にヒーロー」と表現し、「映画を観たとき、いつもは自分が動いているなと思うんですが、今回は自分で観ても自分じゃないような……客観的に観ることができました。役者って不思議だなっていう初めての経験にもなったので、すごく思い出に残る作品になりました」と感激の面持ちで語った。
救出シーンは、実際にヘリに乗って上空で撮影されたが、ヘリ同士が近づけない至近距離のシーンはセットも使われたそうで、永瀬は「セットの撮影の方が大変でした」と意外な告白。乱気流の中、上条がヘリに吊られた状態で助けに行くという設定だったため、「ハーネスをつけて、みんなにブルンブルン振り回されて、夏の暑い日だったので吐き気が大変で……」と苦労を話した。
また、永瀬は江口の空中アクションシーンについて、「普通に空で撮っていますからね。(ヘリから)身を投げ出しているんですよ、あの方(江口)」と信じられないといった口調で驚きを明かした。ところが、江口は本作の完成披露プレミア試写会で、高い所が苦手であることを打ち明けており、永瀬は「僕も試写会で高い所が苦手と聞いたときに、『嘘つけ!』と思った」と大胆発言。しかし、「(嘘つけ)っていうくらい、役者ってすごいなと思いました」と続け、大先輩である江口の役者魂に感心しきりだった。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『天空の蜂』は9月12日より全国公開
主題歌となっている秦基博の新曲「Q & A」は発売中