「トッキュウジャー」「表参道高校合唱部!」で話題のイケメン俳優・志尊淳、主演作で壁ドンに苦戦!
テレビドラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」「表参道高校合唱部!」の志尊淳が少女漫画原作の映画『先輩と彼女』に主演し、壁ドンのほか顎クイにも挑戦、女性目線による王子様をいかに体現したかを語った。
志尊が演じるのはヒロインの都築りか(芳根京子)が思いを寄せる先輩、美野原圭吾。「表参道高校合唱部!」で共演した芳根と息の合った演技を見せている。ところが彼自身はこの映画に出演するまで少女漫画を読んだことがなく、壁ドンをするのも初めてで「いかにも壁ドンです! という演出でしたし、現場でも芳根ちゃんがマネしたりしていたので、ものすごく恥ずかしかったです」と照れ笑い。
一方で、女の子の顎をクイッと持ち上げてキスする顎クイに関しては「撮影現場で『ここで顎クイをしてください』と突然言われたのですが、まず顎クイが何かを知らなくて。『それって何ですか?』と質問するところから始まりました(笑)。壁ドンの方が、相手とずっと向き合っていなきゃいけないので……」と壁ドンへのプレッシャーがいかに強かったかを打ち明ける。
ただ20歳の志尊にとって、女性が求める夢の男性像には疑問があった様子。「そもそも壁ドンのどこにキュンとするのかがわからなくて。男子からすると、なんでそんなことが女子に騒がれているのか? と不思議に感じる人がたくさんいると思うんです。あの……何がいいんでしょうか」と尋ねる姿に、芝居への真剣さと純朴な性格が見え隠れしてほほ笑ましい。
デビューして4年半。歩み始めたばかりの俳優道を突き進む志尊。大ヒットアニメの実写ドラマ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」へ出演するなど、着々と作り手に求められる俳優となりつつあるのも事実だ。少女漫画に登場する王子キャラそのものの見た目と、実は総合格闘技をやっていたというマッチョな心。そのギャップを武器に、どんな俳優へと成長するのか見守っていきたい。(取材・文:浅見祥子)
映画『先輩と彼女』は10月17日(土)より全国公開