武田梨奈、板割りやめられず「ごめんなさい」
若手実力派女優の武田梨奈が16日、都内で行われた映画『海すずめ』製作発表記者会見に登壇。イベントに出席するたびに瓦や板を割りまくっている武田は、先日バラエティー番組「有吉反省会」で謝罪したにもかかわらず、この日も共演する小林豊、吉行和子、大森研一監督らが見守る中、板割りを披露した。
武田梨奈、懲りずに板割りを披露!映画『海すずめ』製作発表記者会見フォトギャラリー
愛媛県宇和島市が舞台の本作は、図書館の「自転車課」に勤め自転車で本を届ける雀(武田)が、地元の「宇和島伊達400年祭」に必要な書物の行方を追う青春ムービー。主演を務める武田は、「最初に台本を読んだときに、愛のある作品だと思いました。良い作品にしかならない自信があります」と意気込む。また、この日がキャスト陣と初顔合わせだったため緊張している様子で、「初めてキャストをお聞きしたときは興奮しました」と大先輩で尊敬する吉行との対面に感激しきり。「緊張してあまりしゃべれていない」と打ち明ける場面も見られた。
その後、クランクインに向けた気合入れとして、武田は得意の板割りを披露することに。武田は宇和島の方言で「すごい」を意味する「がいや!」と発して拳を当てて板を両断。板を持っていた小林は「まばたきした瞬間に割れていたのでびっくりしました」と驚くと、吉行も「生で見たのは初めてだからびっくりした。仲良くしてね……」とすり寄り、笑いを誘った。
しかし、武田は数週間前にバラエティー番組「有吉反省会」に出演し、「いろんなところで板とか瓦とかを割ってごめんなさい」と発言したばかり。「またやっちゃったんで、またごめんなさい」と謝罪し、会場を沸かせた。
一方、小林は、本作の撮影がオール宇和島市ロケだと聞いて「愛媛県にも行ったことがないので、帰るころには宇和島っ子だぞ! と宣言できるくらい宇和島のことを知っていきたい」と決意表明。ところが、元ロードレーサーという役柄にもかかわらず極度の運動音痴だそうで、「自転車には乗れるんですけど、ロードバイクに乗ったときにコケたことがあった」と不安要素も吐露。現在は「絶賛、練習中!」と声を張る小林に、運動神経抜群の武田は「考えるな、感じろ!」とアドバイスを送った。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『海すずめ』は2016年初夏全国公開