広瀬すず版『ちはやふる』ビジュアル公開!原作踏襲デザインに
累計発行部数1,300万部を超える大人気コミックを、広瀬すず主演で実写化する映画『ちはやふる』の第1弾ビジュアルが公開された。原作漫画第2巻の表紙を踏襲したデザインなど、随所に原作への愛が見られるビジュアルに仕上がっている。
原作漫画は、「競技かるた」(百人一首)に情熱を注ぐ高校生たちの友情・恋愛・成長を、みずみずしくも熱く描き、少女漫画という枠を超えて評価され、2010年の「このマンガがすごい!オンナ編」第1位を獲得。映画は、『海街diary』『バケモノの子』など話題作に出演し、今回映画初主演となる広瀬がヒロイン・綾瀬千早を演じ、来年3月に『ちはやふる・上の句』、4月に『ちはやふる・下の句』と二部作連続で公開される。
千早の真っすぐな性格を表現しているきらきらとした瞳と、千早が百人一首の中で最も大切にしている句「ちはやふる」の札の組み合わせが印象的な今回のビジュアル。原作者・末次由紀が、撮影現場で千早を演じる広瀬を見て「千早がいる」と感激したことをきっかけに、原作のイメージと広瀬が演じる千早の魅力を最も表現できるようにと、原作で高校生へ成長した千早の物語がスタートする第2巻の表紙を模したものになったという。その結果、原作へのオマージュをささげつつ、千早の競技かるたへの熱い思いを強調するデザインに仕上がっている。
広瀬は「こうして『千早』として撮っていただけて本当に光栄です。完全実写化という難しさも実感しましたが、出来上がったビジュアルを見て夢がかなった感じです」と大喜び。また「(チラシの撮影時には、)ワンカット目からスタッフさんの間で『おおー!』という声が上がったことについ反応してしまいました。『千早』なんだって、あらためて実感させてもらえた撮影でとても幸せでした」と明かしている。ちなみに「ちはやふる」の句とは、1200年前、稀代の歌人・在原業平が禁じられた恋の相手を思って詠んだとされているもので、「ちはやふる」という言葉自体は勢いの強いさまを表し、神の枕詞として使用されている。
千早の幼なじみで、千早と共に競技かるた部を作り全国大会を目指す真島太一にはドラマ「恋仲」などの俳優・野村周平が、同じく幼なじみで千早に競技かるたを教え、彼女が再会を願う綿谷新には千葉真一を父に持つイケメン俳優・真剣佑がふんする。監督は『タイヨウのうた』『カノジョは嘘を愛しすぎてる』などの小泉徳宏。(編集部・井本早紀)