トム・クルーズは飛行機ぶら下がりたい病!?『ミッション:インポッシブル』監督明かす
トム・クルーズの時速400キロで飛ぶ軍用飛行機のドア外部に身一つでしがみつく決死のスタントでも注目された、人気スパイシリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』。本作のメガホンを取ったクリストファー・マッカリー監督は、同スタントについて「トムはただ飛行機にぶら下がりたいだけだ」とちゃかしつつも、撮影時の裏話を明かした。
IMAXでの上映決定を記念して公開された「今だから言えるぶっちゃけ裏話座談会」映像の中で、同シーンを振り返る監督&キャスト陣。「僕をぶら下げて飛行機が動きだした」と熱弁するトムに続き、相棒ベンジー役のサイモン・ペッグは「CGでもできるのに、(トムは)実際にやるって言うんだ」とトムのやる気が並々ならぬものだったことを語る。張り詰めた空気の撮影現場で、数え切れないほどの不安要素を抱えていたトム。そのときの様子をサイモンは、「トムはかつてないほど緊張していた」と表現している。
2テイク目には小石が肋骨(ろっこつ)に当たったと話し、もしもその石がもっと上に飛んできていたならば、頭を貫通していたかもしれないと、真面目に振り返るトム。対照的にジョークをさく裂させるマッカリー監督は、滑走路にいる監督に向かってトムが「パニック状態に見えても、それは演技だ! カットするな!」とわざわざ説明したエピソードを披露して、キャストたちを大爆笑させていた。トムのスタントが無事成功した要因の一つには、マッカリー監督のキャストたちを和ませる雰囲気もあったのかもしれない。(編集部・井本早紀)
映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』は公開中 IMAXデジタルシアター(全国19館)での限定上映は10月3日に開始