佐藤健&神木隆之介『バクマン。』でうっすらBL感を要求される
俳優の佐藤健と神木隆之介、大根仁監督が、23日に都内で行われた映画『バクマン。』の高校生限定友情試写会イベントに出席。佐藤と神木の仲の良さを明かした大根監督は、撮影で「うっすらBL(ボーイズラブ)を漂わせてくれ」と二人に言ったそうで、期待通りの出来に満足げだった。
佐藤は、イベントに招待された制服姿の仲良し高校生コンビ75組を見渡すと「本当にうらやましい」としみじみ。自身の高校生活について、「人生を後悔しないタイプだけど、唯一高校生活だけは本当に悔いている」とバラ色の生活ではなかったことを告白し、「ずっと寝ていて、友達も作らず、恋もせず、すかしていて、気付いたら3年間が終わっていた」と振り返った。対する神木は、役者として活躍しながら学級委員長を務めるほど高校生活を満喫したそうで、両極端の過去に会場からは驚きの声が上がった。
二人が劇中で演じるのは、熱い友情で結ばれた男子高校生の真城最高(佐藤)と高木秋人(神木)。佐藤と神木は楽屋でも仲むつまじく、大根監督から「お弁当のおかずを分け合っていた」と暴露されると、神木は「おなかいっぱいと言って(佐藤が)残したものを俺が食べるというのはありました」とほほ笑ましいエピソードを披露。また、秋人が最高を殴るシーンでは、神木は本気で約20テイクに臨んだそうで、佐藤は「ピンポイントで同じところをやられると(痛みが)蓄積されるよね」と冗談交じりにチクリ。大根監督は「そういうところも高校生らしかった。途中から高校生にしか見えなかった」と称賛した。
この日男子高校生と並び、「やっぱ本物は違う! 制服の着こなし方がさすが」(神木)、「すっげー! 高校生だね」(佐藤)と驚嘆した二人。客席に入ると、女子高生たちから一斉に握手を求められる場面もあり、初々しい高校生のパワーに圧倒されながらも、つかの間の交流を楽しんでいた。
本作は、累計発行部数1,500万部を突破した「DEATH NOTE」の大場つぐみと小畑健による同名漫画の実写化。作画担当の真城最高とストーリー担当の高木秋人の高校生漫画家コンビが、週刊少年ジャンプの連載を目指して奮闘する姿を斬新な映像技術で魅せる青春物語。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『バクマン。』は10月3日より全国公開