性的暴行疑惑のビル・コスビー 大学が名誉博士号を撤回
40人以上の女性に対する性的暴行疑惑が持ち上がっているビル・コスビーが、ニューヨーク州のフォーダム大学とウィスコンシン州のマーケット大学から名誉博士号を撤回された。
ビルは、「アメリカのテレビ界とポップカルチャーにおける有色人種の壁を壊すことに大きく貢献した」として、2001年にフォーダム大学から名誉博士号を授与されている。また、2013年にはマーケット大学からも名誉博士号を受け取っている。Peopleなどによると、両大学とも New York Times 紙が報じたビルの過去の宣誓供述の内容で撤回することを検討し、それぞれの大学の評議会で決定したという。名誉博士号の撤回はフォーダム大学174年の歴史で初めての出来事とのこと。
ビルは10年前にも女性に薬を飲ませ、みだらな行為をしたとして訴えられている。その際の宣誓供述では、関係を持とうと思った女性に薬を飲ませることもあると認めているほか、不倫をしていたことも悪気なく語っていると報じられている。
ビルのスポークスマンは大学側を非難。ビルは無罪であり、起訴もされていないと主張している。9月29日(現地時間)には1985年にビルに名誉博士号を授与したブラウン大学も撤回を発表した。(澤田理沙)