『ルパン三世』北村龍平、ハリウッドで新作ホラー制作 舞台は豪華客船
『ゴジラ FINAL WARS』、実写版『ルパン三世』の北村龍平監督がハリウッドで新作ホラー映画『ヴェッセルス(原題) / Vessels』を監督することが決定したとVarietyが報じた。監督側もこれを認め、早ければ来年の1月頃に撮影開始を予定していると明かした。
『ヴェッセルス(原題)』の舞台となるのは、幽霊が出るといううわさも絶えない豪華客船クイーン・メリー号で、その歴史と怪談話を基に『アナベル 死霊館の人形』のゲイリー・ドーベルマンが脚本を執筆。『ミッドナイト・ミート・トレイン』『NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ』に続き、ハリウッド進出3作目となる本作について北村監督は「クイーン・メリーには激動の時代を切り抜けてきた歴史があります。わたしはその物語に魅力を感じています」とVarietyに語っている。
1973年に日本で公開されたジーン・ハックマン主演の『ポセイドン・アドベンチャー』の撮影にも使われたクイーン・メリー号は、第2次世界大戦中に連合国側の兵士を輸送する任務を与えられ、1967年に客船としての役目を終えるまでに1,000回を超える航海を果たした。現在はカリフォルニア州のロングビーチでホテルとして人々に親しまれている。(編集部・那須本康)