『ターミネーター』続編は無期限延期か
アーノルド・シュワルツェネッガーがおよそ12年ぶりにシリーズ復帰を果たしたシリーズ第5弾『ターミネーター:新起動/ジェニシス』が今年7月に公開され、大きな話題を呼んだが、同シリーズの続編が無期限延期されるようだと The Hollywood Reporter が報じた。
『ターミネーター』は、人類の指導者となる人物の存在を抹消するべく、未来の軍事システム「スカイネット」が過去に送り込んだ殺人マシン・ターミネーターと、未来を知る人々との死闘を描く人気シリーズ。シリーズ第5弾では、過去作の物語が全てリセットされ、これまでにない全く新たな物語が描かれた。
製作会社のスカイダンス・プロダクションズは、今までの物語を全てリセットした第5弾から、新たなストーリーを3部作で描く予定だった。しかし、中国を筆頭にアメリカ国外での興行成績は好調であったものの、アメリカ国内での興行成績が不振に終わったことで、続編は無期限に延期されるようだと同サイトは伝えた。
製作を務めたスカイダンス・プロダクションズの代表であるデヴィッド・エリソンは本シリーズに多大なる熱意を注ぎ、『アベンジャーズ』シリーズなどを抱えるマーベルスタジオ作品のように『ターミネーター』シリーズを展開していきたかったようだが、かなり厳しい現状を突きつけられているようだ。
映画情報サイト/Filmなどは、同シリーズの映画化の権利が2019年に生みの親であるジェームズ・キャメロン監督のもとに戻るため、それ以降に何か進展が起きる可能性はあると伝えている。(編集部・石神恵美子)