『マイティ・ソー』新作、『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』監督がメガホンか
マーベルスタジオによる『マイティ・ソー』シリーズの第3弾『ソー:ラグナロク(原題) / Thor: Ragnarok』で、『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』を手掛けたタイカ・ワイティティが監督に打診されていると The Hollywood Reporter が報じた。
『マイティ・ソー』シリーズは、北欧神話をベースにしたマーベルコミックスの人気作を実写化したアクション大作で、主人公ソーをクリス・ヘムズワース、血のつながらないソーの弟ロキをトム・ヒドルストンが演じている。第1弾を実写版『シンデレラ』のケネス・ブラナー、第2弾は『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のアラン・テイラーがメガホンを取った。
同サイトによると、『L.A. ギャング ストーリー』のルーベン・フライシャー、『ガリバー旅行記』のロブ・レターマン、『なんちゃって家族』のローソン・マーシャル・サーバーといった面々が本作の監督候補として考えられており、先月、頻繁に行われた会合の末に、ワイティティが有力視されているという。
DCコミック原作の映画『グリーン・ランタン』では俳優として活躍したワイティティは、ヴァンパイアたちのシェアハウスでの生活をドキュメンタリー風に密着したホラーコメディー『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』で、出演・監督・製作・脚本をこなした。同作は世界各国の映画祭で人気を博し、一躍その名を知らしめた。さらにワイティティは、『アナと雪の女王』に続くプリンセス作品として、すでに注目を浴びている米ディズニーの新作アニメ『モアナ(原題) / Moana』(2016年11月23日全米公開予定)の脚本を担当するなど活躍が目覚ましい。
コメディーを得意とするワイティティが監督に決まれば、今までとはまた一味違った『マイティ・ソー』作品に仕上がるのではないかと期待が高まる。第3弾の全米公開は2017年11月3日を予定している。(編集部・石神恵美子)