『マッドマックス』続編2作の脚本は執筆済み!ジョージ・ミラーが明かす
映画『マッドマックス』シリーズで監督・脚本を務めるジョージ・ミラー監督が、同シリーズのさらなる続編2作の脚本がすでに執筆されていることをBBCのサイト Top Gear に明かした。
「『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、この10年間で3度のゴーサインが出て、3度も企画倒れになった。まず2001年にメル・ギブソン主演で撮影に入ったが、9・11の同時多発テロが起きた。それからアメリカドルの崩壊で、製作予算を一夜で失った」と困難が続いた制作過程を振り返るミラー監督。さらにその後、撮影予定地のオーストラリアに15年ぶりの大雨が降る災難が重なり、アフリカのナミビアで撮影することになったという。
しかしその過程でミラー監督は「キャラクターだけでなく、(映画内の)乗り物まで深く掘り下げて、その背景を描くことができた」といい、「それにより意図せず、もう2作分の脚本が出来上がったわけだ。今、スタジオと交渉している段階で、(2作分の脚本のうち)どっちを先に手掛けられるかは僕もわからない」と続編の企画が進行中であることを明かしている。
今のところミラー監督は、次回作はスペシャルエフェクトを限定し、スタントも使わないような小さな作品を手掛けることを望んでいるようで、彼が映画『マン・オブ・スティール』の続編を監督するといううわさを否定したこともうなずける。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)