「情熱のシーラ」ヒロイン来日!ラテンビート映画祭開幕に華を添える!
スペインや中南米映画の新作をいち早く上映する第12回ラテンビート映画祭が8日、都内・新宿バルト9で開幕した。この日は、海外ドラマ「情熱のシーラ」(NHK)のヒロインとして日本でも人気のスペイン女優アドリアーナ・ウガルテが、本映画祭でワールドプレミア上映される最新主演ドラマ「クローズド・ルームズ(英題) / Closed Rooms」を引っ提げ来日。舞台あいさつに立ったアドリアーナは、覚えたての日本語で「コンバンワ! ニホンニコレテ、ウレシイデス。ミナサン、トテモヤサシイデス。ドウモアリガトウ!」と満面の笑みで喜びを表現した。
今年も世界各国の映画祭に出品された話題作など、17本をラインナップした本映画祭。プロデューサーのアルベルト・カレロ・ルゴは、「映画やドラマ、料理など、ラテン文化は今、世界的なブームになっています。今回のラテンビート映画祭では、この一大ブームが世界でどのように取り入れられているのかをさまざまな角度から観ていただけると思います」とコメントし、開会を宣言した。
なお、この日はオープニング上映作品に選ばれたドキュメンタリー映画『バルセロナ3D 炎のバラ』のプロデューサーを務めたベルナ・エリアス・リスボナ、先住民族の因習や貧困、乳幼児誘拐など社会問題を描いたグアテマラ・フランス合作映画『火の山のマリア』のハイロ・ブスタマンテ監督、さらにはアドリアーナ主演のミステリードラマ『クローズド・ルームズ(英題)』の原作者カレ・サントスも登壇。
トーク終了後、上映される『バルセロナ3D 炎のバラ』のベルナは、「本作は1992年、オリンピックが行われるバルセロナがどんな街なのかを紹介するために撮影された、40分の短編をきっかけに製作されました」と経緯を説明。「有名な観光地から無名の場所を含めた上で、そこに住む人の人間関係や、彼らを取り巻く環境を描くことに挑戦しています。3D上映なので、あまり前だと観にくいので、できるだけ後ろの席でご覧くださいね」と笑顔で語った。(取材:坂田正樹)
第12回ラテンビート映画祭は、10月8日から12日まで東京・新宿バルト9にて、10月23日から25日まで大阪・梅田ブルク7にて、10月30日から11月1日・11月3日に神奈川・横浜ブルク13にて開催