エル・ファニング、衝撃の刈り上げ姿!トランスジェンダーのティーンを演じた話題作2016年日本公開!
映画『リトル・ミス・サンシャイン』のスタッフが再集結し、製作した新作『ABOUTRAY』の邦題が『アバウト・レイ 16歳の決断』に決定し、2016年1月に日本公開されることが明らかになった。それに伴い公開されたビジュアルで、主演のエル・ファニングがトレードマークのロングヘアーをばっさりカットし、刈り上げになった姿を披露した。
「ドレスを着ていた時代の自分にはサヨナラだ。ただ僕は人になりたいんだよ」。男の子として生きる主人公レイは、ホルモン投与を決意する。それに動揺を隠せない母親や、すでにレズビアンであることをカミングアウトして幸せに生きるおばあちゃんといった、レイを取り巻く人々の視点から、レイが成長していく姿を描く本作。
本作を引っ提げ、トロント国際映画祭に登壇したエルは、「これまで務めたどの役よりも誇りに思っているし、レイという男の子が大好き」と興奮気味にスピーチ。約2,000人の観客からは10分間にわたるスタンディングオベーションが沸き起こった。髪を刈り上げ体当たりで挑んだエルの迫真の演技に期待したい。
そんなエルの脇を固めるのは、母親役に『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のナオミ・ワッツ、おばあちゃん役に『テルマ&ルイーズ』のスーザン・サランドンといった演技派女優たちだ。3世代にわたる登場人物たちが織りなす、不器用ながらも愛おしい家族の物語がどんな結末を迎えるのか、本編の公開が待ち遠しくなるばかりだ。(編集部・石神恵美子)
映画『アバウト・レイ 16歳の決断』は2016年1月に日本公開